freeeのタイムライン機能で銀行残高を合わせる

2020/9/9

自分で会計ソフト入力するなら
・銀行預金残高
・売上高
・借入金残高
は絶対合わせるべし！と申してきました。

合っているかどうかを検証する

銀行預金残高を合わせることについては
会計ソフトfreeeで便利な機能があります。

どこがずれているかをチェックできる、
「タイムライン」です。

(A)または(B)の、いずれかの方法で表示できます。

(A)トップページのメニューバー[口座]＞[口座の一覧・登録]＞確認したい口座の行をクリック＞［タイムライン］タブをクリック

(B)トップページの金融機関名をクリック＞［タイムライン］タブをクリック

ズレが生じたところに△マークが出ていますので、
その行をクリックしていき、原因となっている取引を突き止めて修正します。

尚、[タイムライン]タグの隣にある[現預金レポート]からでもズレの修正が可能です。

そもそも残高がずれる原因とはなんでしょうか？

主なものを挙げてみます。

（１）未登録（未処理）の取引がある
これは登録すれば解消します。

（２）無視した取引がある
freeeで「無視」をやってしまうと、
取引自体が会計ソフト上で無かったものとされます。

「無視の取消」をして、
登録しなおしましょう。

個人事業主の私用の分は、「プライベートな取引として登録する」を選択するか、勘定科目を『事業主貸』として登録します。

※法人の場合は勘定科目を『役員貸付金』などとして登録。

（３）口座振替が登録されていない

これはfreee独特のものですけれども、

・「現金を引き出した／預け入れた場合」
・「クレジットカードの引き落としが発生した場合」
・「銀行同士で資金を移動した場合」
には、”口座振替”として登録します。

通常の取引登録をしてしまうと、二重となっているはずですので修正しましょう。

（４）開始残高（期首残高）が合ってない
今年（今期）からfreeeを使い始めた場合には
初期設定である『開始残高』を登録します。

『開始残高』はメニューバー＞設定＞開始残高から編集できます。

（５）連携できていない取引がある

連携データの取込自体が抜けているパターンです。
・途中からネットバンクを使い始めた
・しばらくfreeeを触ってなかった
・銀行あるいはfreee側の同期エラー

などが原因です。

このケースでは、抜けている部分を手動で入力するか、エクセルインポート等を利用して取引を登録します。

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≪あとがき≫

タイムライン機能、目立たないですが便利な機能です。

それでも、
ずれている理由が上記（５）の場合は、
やはり通帳を見直します。

それと、期末残高（個人なら12月31日、法人なら事業年度の最終日）だけは
やっぱり通帳をお客様に見せてもらい、
会計ソフトと通帳の数字が一致しているか確認します。

もしエラーで抜けていたら・・・と思うと怖いので。

銀行残高に限らず、
複数の手段で数字が一致していることを確認するのはオススメです。

≪あたらしいこと≫
Windowsの画面録画機能（ちょっと失敗しました。明日もトライ）

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