月別アーカイブ: 2013年8月

清算中の法人に資本割はない

2013年8月10日

資本金が大きい会社は、資本金が小さい会社より税金を多く納めなくてはなりません。
資本金の大きさの基準の一つが1億円のライン。

資本金の額が1億円超の会社は、外形標準課税の適用対象となるのです。
外形標準課税とは、会社の規模に応じて課される法人事業税の一種。

外形標準課税は、付加価値割と資本割の2つから成ります。
付加価値割は赤字がものすごく大きければ払わなくて済みますが、
資本割は絶対払うことになります。

資本割の税率は、だいたいの都道府県で0.21%です。
これを資本金等の額(資本準備金などを含んだ金額)に乗じて計算します。

資本金等の額が2億円の会社だったら、
2億円×0.21%=420,000円

赤字だろうがなんだろうが基本的には必ず毎年納める必要があります。
(徴収猶予の制度はありますが)

さらに必ず納める税金として、資本金等の額が1億円超の会社の場合、
法人住民税の均等割額が最低29万はかかります(都道府県・市区町村によって多少違う場合もあります)。

大きい会社って大変。

ただし、解散した場合、清算中の事業年度は資本割を納める必要はありません。

清算中は、資本金等の額は無いとみなされるからです。

最近知ったので、忘れないように書いときました。

任意の消費税中間申告

2013年8月9日

日本の会社は3月決算が多いですが、
外国の会社は12月決算が多いようです。

なので親会社が海外にある日本の外資系企業の決算も12月のところが多いです。

12月末決算の会社の予定申告・中間申告は6月末なので、その申告&納付期限は2ヶ月後の8月末が期限です。

つまりは今月末なのでありますね。

予定申告・中間申告というのは、簡単に言うと税金の前払いです。

「予定申告」というのは法人税や所得税、「中間申告」というのは消費税の場合に使います。
(この使い分け、どうにかならんもんか)

消費税の中間申告というのは、税額が多い会社だと年11回あります。
決算でも納付しますから、全部で12回。毎月税金を払うのです。

中間申告の回数は、前年の申告した消費税額により決まります。
(仮決算方式もありますが、ここでは割愛させていただきます)

≪前期の消費税額≫ ≪中間申告回数≫
  4800万円超  ⇒ 年11回
  400万円超   ⇒ 年3回
  48万円超   ⇒ 年1回
  48万円以下  ⇒ なし

と、こんな風になっていたんですが、
新しく「任意の中間申告制度」というのが創設されました。

前期の消費税額が48万円以下の場合も、届出すれば年1回中間申告ができるというもの。

個人事業者の場合には平成27年分から、法人については平成26年4月1日以後開始する事業年度から適用できます。

消費税増税に合わせて作られたようですね。

だけどこんなのわざわざやる人いるのかなあ?

税金ちゃんと取りたいなら毎月強制納付にしちゃったらどうよ?て思うんですけれども。
還付になったら利息付けないといけないからかしら。。。

急に売上が上がった場合、法人税や所得税が増えたことを真っ先に考えますが、消費税も納付額が大きくなってる場合が多いです。
だからいざとなった時に納税資金が足りない。。。なんてことがあります。

消費税は間接税のせいか、どうしても納税意識が低くなってしまうようで。
今後増税したら、さらに納付する金額が増えるにもかかわらず。

任意の中間申告の規定ができると聞いて、
納税資金をプールしておくことができない性格の社長さんとかは
毎月定期預金のごとく納付したら資金繰りも考えやすくていいいんじゃないかと想像してましたが、
そこまではさせてくれないんですね。
うーむ。

お医者さんの概算経費

2013年8月8日

お医者さんというのは、特殊なお仕事でありますが、
税金の世界においても、お医者さんというのは他の業種にはない特例があります。

それが「社会保険診療報酬の所得の計算の特例」。

私たちが保険証を出して3割負担分だけ払ったりするあれが社会保険診療報酬です。
(お医者さんの収入は、ほかに自由診療報酬、健康診断料、診断書作成料などなどがあります)

この特例は、
医業または歯科医業を営む個人・法人の社会保険診療報酬の収入に対応する必要経費を
概算で計上できる
というもの。
もちろん実額の経費が多いければ実額で計算してもOKなので有利なほうを選択できます。

社会保険診療報酬が2500万円以下なら、概算で72%を経費として計上できるのでかなり有利な規定です。
※収入が上がれば概算経費の率は下がります。

ただしこの特例、社会保険診療報酬の額が年5000万円以下に限り適用できます。

しかもこの前の改正でさらに適用範囲がせまくなりました。

個人の場合は平成26年分から、
法人の場合は平成25年4月1日以後開始事業年度から、
社会保険診療報酬の額が年5000万円以下かつ
社会保険診療報酬+自由診療報酬等の合計が7000万円以下
に限り適用できます。

税理士の中には、医業専門とする税理士が結構います。
このような税額計算の特例があり、帳簿の中も特殊で、かつ高収入なクライアントの場合が多いので、
専門として特化するには適してますよねえ。

ちなみにこんな特例があるのはお医者さんだけなので問題視されているようです。
また改正があるかもしれませんね。

北仙台のフランス バーニャのパン

2013年8月7日

北仙台のクロシェットへ行った日、実はもう一軒パン屋に行ってきました。
北仙台駅と北四番町駅の間ぐらいにあるパン屋、『バーニャのパン(Pain bagnat)』。
かわいらしい名前。

フランスのニース地方ではPan bagnat パン・バーニャというサンドイッチが有名のようですが、それと同じ意味なのでしょうか?
ちなみに、Pan-bagnat=湿ったパン、という意味らしいです。
パンのサンド面にオリーブオイルを浸み込ませることからこのように言われるとか。
意味を調べる前は「バーニャおばさんの手作りパン」みたいに勝手にイメージしてましたけど。。。

お店は住宅街の中にあります。細い道路沿いなのでちょっと見過ごしてしまいそう。
バーニャ外観
外観もかわいらしい。
店内は日本じゃないみたい。
もう現地。
ニース?行ったことないけど?
まるでフランスの田舎で年月を積んできたような雰囲気。
棚にはハード系のパンがごろごろ。
そして奥から次々と焼きあがるチーズケーキ。

バーニャパン
購入したのは、
・カレーのパニーニ 380円
・ミルキーなパン5個入り 150円
・チョコといちじくの入ったデニッシュ 170円(たぶん)
・ホワイトチョコのタルト 220円(たしか)

なんといってもパニーニでしょう!
でかい!重い!うまい!

中に入ってるキーマカレーが本当においしい。
サンドしているパンはずっしりもっちり。
ボリュームも満足度が高いです。
これ、2人で食べてちょうどいいくらいでは?

次はもっとハード系にトライしてみようかな。
チーズケーキはホール売りだったからなあ。。。勇気が出たらにします。

自動車取得税が廃止されたら

2013年8月5日

車体課税に関しては色々改正があります。
車を持っていないので多少興味が遠のいていたのですが。。。

エコカー補助金は昨年終了してしまいましたが、
現在は重量税等の免税だの減税だのの措置がありますね。
エコカーならば。

自動車取得税についても見直しが検討されています。
てっきり廃止で決定したかと思ったら、「平成26年度改正で具体的な結論を得る。」ということで、先送りされてました。

見直しの考え方は以下のようになっています。
—————————————–
① 自動車取得税は、二段階で引き下げ、消費税10%の時点で廃止する。消費税8%の段階では、
エコカー減税の拡充などグリーン化を強化する。必要な財源は別途措置する。
② 消費税10%段階で、自動車税において、自動車取得税のグリーン化機能を踏まえつつ、一層の
グリーン化の維持・強化及び安定的な財源確保の観点から、地域の自主性、自立性を高めつつ、
環境性能等に応じた課税を実施することとし、他に確保した安定的な財源と合わせて、地方財政
へは影響を及ぼさない。
—————————————–

地方財政への影響が大きいので決め切れなかったようです。

しかしながら自動車業界のパワーを感じます。
日本は自動車会社で生きている。。。

平成25年8月現在、自動車取得税は
・自家用自動車:取得価額の5%
・営業用自動車:取得価額の3%
・軽自動車:取得価額の3%

つまり見直し案では、消費税が10%になった時に消費者の購買意欲を下げないよう
自動車税のほうで5%下げて従来とトントンにしましょうということかな。

しかし本当にトントンになるのかな?

自動車取得税の計算の元になる「取得価額」とは、実際の購入価額ではありません。
あらかじめ車種やグレードによって決められており、新車価格の90%程度とのこと。

消費税抜200万円の新車を購入した場合で比較してみましょう。

1)現在
2,000,000円+100,000円(消費税5%)+2,000,000円×90%×5%(自動車取得税5%)=2,190,000円

2)消費税が10%になってから
2,000,000円+200,000円(消費税10%)+2,000,000円×90%×0%(自動車取得税廃止)=2,200,000円

消費税10%になってからのほうがちょっと多い。
そもそも軽自動車なんかは3%が0になっても、消費税の負担は明らかに消せないです。

じゃあ今買ったほうがいいのかなあ。。。
でもエコカーだったらまだまだ減税の拡充も見込めますしねえ。。。

というわけで今回の話はあくまで消費税と自動車取得税だけで考えたら、ということですのであしからず。

車はほら、保険とか駐車場代とかも絡んできますし。ね。

北仙台の小さなパン屋Clochette

2013年8月3日

今日は北仙台の小さなパン屋Clochette(クロシェット)へ行ってまいりました。
JR又は地下鉄の北仙台駅から歩いて3分くらい。

”小さなパン屋”っていうのは私が言ってるわけじゃなく、
レシートに『小さなパン屋Clochette』と書いてありましたので、公式の表現(?)です。

小さいのは店舗面積なのか商品サイズなのか….まあ両方かなあ。

クロシェット外観
お店はおしゃれでかわいらしい外観。
お客さんが入れ替わり立ち替わり出入りしてました。
人気店です。

クロシェットベーグル
クロシェットコッペ
購入したのは
・プレーンベーグル 150円
・チーズベーグル 230円
・黒豆きなこクリームのコッペパン 130円
・クロワッサン 140円

このお店はベーグルが美味しいとのうわさ。
プレーンベーグルを家に帰ってから切ってみると、、、
クロシェットベーグル断面

なんということでしょう。

そこにはきめ細かいきれいな断面が。
(この感動が伝わるだろうか)

食べてみても生地の目が詰まってるのを感じます。もっちりしているのに歯切れはいい。
ほんのりやさしい甘さがあります。

うーむ、うわさ通りでした。裏切らないな。

ベーグルは若干小さめでしたけど、
クロワッサンとコッペパンは小さくありませんでしたよ。

源泉徴収義務者の方が不利

2013年8月2日

会社や個人事業主が、フリーランスの個人へ料金を支払う場合、
一定のものについては所得税を差し引いて(源泉徴収して)支払い、
その所得税を翌月10日までに納付する義務があります。

これを「源泉徴収義務」といいます。

税務署が税金を取りっぱぐれないようにするためのものですね。

この義務は支払側のみに課せられています。

とは言っても、フリーランスの個人に支払うものが全て源泉徴収の対象となるわけではなく、
対象となる支払の一覧は国税庁のHPに載っています(「報酬・料金等の源泉徴収事務」)。

いっぱい書いてありますけれど、この列挙されたものに該当するのかどうか微妙なときもあるわけで。。。

その場合、支払側の立場から考えると、源泉徴収しておいたほうが安全です。
(もちろん明らかに該当しない場合を除きますよ)

なぜかというと、税務調査で必ずといっていいほど税務署がチェックするからです。

源泉徴収すべきものを源泉徴収していないと、
源泉徴収義務を怠ったとして
遡って源泉所得税を納めるように言われてしまいます。
既に納期限を過ぎているので、加算税・延滞税もかかってきます。

そもそも自分の税金ではないのに、です。

税務署に指摘されてしぶしぶ遡って納付した後、フリーランスの人にその分のお金を返してもらえばまだ良いですが、
それができないときは、支払側の会社等が負担することもあります。

それでもなぜか、支払側も受取側も源泉徴収を嫌がりますね。。。
手取り契約とかしてるんでしょうか。
けっこう気持ちの問題が多いような気もしますけれども。

たまに受取側のフリーランスの方が、「自分はちゃんと確定申告しているから」という理由で源泉徴収を拒もうとしますが、
これは関係ありません。

源泉徴収していなくても受取側には税務署は何も言ってきません。
支払側だけが税務署からおとがめを受けるのです。

受取側は確定申告で納付する税金を前払いしただけに過ぎません。

その土地は埋蔵文化財の包蔵地か

2013年8月1日

最近相続の本を読んでいるので相続の話が多いですが、
「埋蔵文化財包蔵地」の評価を初めて知りました。

そもそも埋蔵文化財とは
集落跡・貝塚・古墳・古窯跡・寺院跡などの遺跡と、
土器・石器・木器・金属器などの遺物を指すようです。

これが地下に眠っていると周知される土地(「周知の埋蔵文化財包蔵地」と言います)で土木工事を行おうとする場合は、
文化財保護法の規定により
着工60日前までに市役所等へ届出しなければなりません。

しかも、その届出により発掘調査が必要とされた場合には、
発掘調査費は開発事業者等が負担することになっています。
通常は土地所有者負担となりますでしょうか。(ひどーい)

というわけで、
相続した土地が周知の埋蔵文化財包蔵地に該当するため、
その土地の評価を、
原則の評価額から埋蔵文化財の発掘調査費用の見積額80%を控除した金額とすることを認めた裁決が
平成20年9月25日にありました。
(土地の評価額が下がる⇒税金が減る)

この裁決以降、実務では同様の事例に該当する場合に発掘調査費用額の80%を控除する方法が採られているようです。

そりゃあ普通の宅地と同じように評価してもらっちゃ困りますよね。

そういえば実家の近くにも貝塚がありました。
愛知県西尾市のホームページの都市計画情報提供サービスに『6 埋蔵文化財図』というのがあったので調べてみました。
白っぽいピンクのところが埋蔵文化財エリアです。

しかしこれはすでに発掘調査された場所なのかしら…?
この地図も最新版ではありませんし、
「周知の埋蔵文化財包蔵地」の範囲も調査等で日々変わってきたりするようですので
土を掘り返すときは市役所で確認するのが確実ですね。

相続対象となる土地が埋蔵文化財包蔵地かどうか
ちょっと気に留めておくとよさそうです。

埋蔵金だったらいいのに。。