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2022/8/26

(冷血とか言わないで・・・)

   

■ビジネスはお金で成り立っている

お金で成り立っている人間関係はお金が尽きれば終わる。
これを「金の切れ目が縁の切れ目」という。

私は、ビジネス関係なら、それでいいと思う。

なぜなら
ビジネスはまさに”お金で成り立っている人間関係”だから。

    

民法第555条では、


「売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、
相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。」


と規定されている。

   

ビジネスの基本である売買は、
買いたい人(買手)と売りたい人(売手)のお互いの合意により契約が成立し、
双方に権利義務が生じる。

買手側は商品を受け取る権利があり、代金を支払う義務がある。

売手側は商品を渡す義務があり、代金を受け取る権利がある。

両者の関係は対等だ。

買手側が代金を支払わないなら、
商品を受け取る権利はない。

それはもうお客様ではない。

お金を払う人がお客様なのだ。(どっかで聞いたセリフだ)

    

そして、売手側も「払ってくれない・・・(涙)」とただ泣き寝入りするのではなく、
代金を受け取る権利をしっかり行使しなくてはならない。

そもそもビジネスは、
買手側・売手側のお互いの努力・協力・歩み寄り・信頼があってこそ
良い結果が生まれるもの。

  

後払いになっていると、たまたま支払いを忘れる、ということはあるだろう。
でもそれが短期間に2回以上になると危険だ。
(手形なら銀行取引停止ですよ)

そうなることが無いように、
売手側もスムーズに漏れなく代金を受け取る工夫が必要となる。
(請求のタイミングや決済方法などですね)

   

■お金を払ってもらえないと誰が損をするのか

   

ここで少し考えてみよう。

あなたは売手側で、1点100万円の商品を10人に提供している。

そのうち、
代金を支払わない買手が1人いるとどうなるか?

まず考えるのは、
 ・売手が損をする
ということ。

1000万円(=100万円×10人)のはずだった売上が900万円に減ってしまう。
結果的に「タダであげてしまった」「タダ働きしてしまった」ということに。
(意図して行う販売促進などとは全く異なりますね)

   

そしてもうひとつ。
 ・きちんと払っている別の買手(お客様)が損をする
ということを忘れてはいけない。

もしお客様10人に対する売上が900万円でいいのなら、
1点90万円(=900万÷10人)が適正価格だ。
よってこのケースでは、
払ってくれる9人のお客様に1人当たり10万円負担してもらい、
支払わない買手1人分の90万円(=10万円×9人)を補っていると考えることもできる。

つまり、支払われなかった代金分は、間接的に他のお客様が支払っているのだ。

    

■ビジネスは「金の切れ目が縁の切れ目」でいい

お金の支払・受取は、
ビジネスの一番大事な約束だ。

もちろん一切の感情を切り捨ててビジネスをすることは難しく、

だからこそ、感情を守りたいなら、縁を切りたくないのなら、
この大事な約束を守れるようにお互い努める必要がある。

それでも、約束が守られないのなら、、、

   

   

誰に対して誠実でありたいか?

私は、約束を守ってくれる人に誠実でありたい。

    

ビジネスは「金の切れ目が縁の切れ目」でいい。

   

(鬼畜とか、人でなしとか、血の色緑とか言わないで・・・・・)

    

   

***

≪あとがき≫


とある後払いの研修料金を「払ってませんよ」という連絡がきたので確認してみると支払済みの振込用紙があり、
 私「○月○日にお支払いしているようなんですが」
 先方「お支払いただいてました。申し訳ありません」

というやりとりをしました。

最初は「少額だし、郵便局の振込用紙だったし、うっかり忘れたのかな?」と自分を疑ったのですが、
支払済みで安心しました。

それと同時に、
「お金の”うっかり”がこんな簡単に出てきたら(職業柄)やばいだろ!」と思ったのです。

(今回は支払ってたからいいのですが)

・・・ああ怖い怖い。

元々このあたり緩い人は、他の人に任せるか、システムに任せるか、したほうがいいでしょうね。
信用を失うよりずっといいです。

   

≪さいきんのあたらしいこと≫
・フラットホワイトのトーストセット(あんことホイップクリームが付いてます)
・Wordの読み上げ機能(契約書とかのチェックにいいですね)
・ミレービスケット レモン風味(おいしくないわけない)
・サンマルクカフェのキッシュ(セットはチョコクロじゃなくてバケットとかにしてくれると嬉しい)

***

   

   

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