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2022/9/11
資金繰りをことを考えると、
「支払は遅く、回収は早く」が良い。
しかし、
信頼関係を考えると、
「支払は早く、回収も早く」が良い。
■支払は早く
ビジネスの人間関係は、付き合いが浅い場合が多いため、
信頼関係を手っ取り早く築くためには、
お金を早く支払うのが有効だ。
モノは製造・仕入・配送があるし、サービスは時間を要するけれど、
代金の受渡しは契約が成立すればすぐできる。
(資金さえあれば)
払うお金は同じなのに、
早く払うだけで印象が良くなるのなら、
相手に少しでもいい仕事をしてもらいたいなら、
早いに越したことはない。
買手側が支払いを早くするメリットは、
・売手への信用・期待を表現できる
・納品やサービスをあらかじめ確保することができる
・支払漏れという最悪の信用損失の可能性を一切無くすことができる
といったことがある。
デメリットとしては、
・あとでキャンセルする場合に、先に払ったお金が戻らない可能性がある
といったことだろう。(資金繰りの面を除けば)
契約時にキャンセル・返品・中途解約の内容はよく確認しておかなくてはならない。
■回収も早く
売手側も請求は早いほうがいい。
回収漏れの心配が無く、仕事に集中できるからだ。
回収を早くするなら、請求タイミングがポイントになる。
・最初の契約のタイミングで請求する
・買手の注文と同時に請求する
のが良い。
ここが取引におけるひとつの”旬”であり、
旬を逃してはならない。
「鉄は熱いうちに打て」というではないか。
売手の請求のタイミングが遅いと、買手も依頼時の熱を失い、支払を忘れやすくなってしまう。
「請求書は受注時に出せ」ということなのだ。
特に、サービス業は販売業と異なり、
キャンセルがあった場合に商品を返してもらうことができない。
いったんサービスした時間はタダ働きになってしまう。
たとえ最初に全額請求できなくても、
料金の一部を着手金や前金をとして請求したほうがいい。
あるいは、回収を早くできなくても、回収を確実にするために
口座振替やクレジットカード払いの登録だけ最初にしてもらい、
こちら(売手)のタイミングで請求・回収できるようにしておくのも良い手段だ。
■支払は早く、回収も早く
前回のブログでも書いたように、
お金の支払・受取は、ビジネスの一番大事な約束だ。
この約束は「支払は早く、回収も早く」で守ることができる。
約束を守る人は信用できる。
誰だって、信用できる相手と仕事したい。
そうではないだろうか?
すべての取引で「支払は早く、回収も早く」とはいかないし、する必要が無いところもある。
ただもう、モノ余りの時代ではない。売手市場の業界は増えていくのではないか。
後払いの慣習も手形のように、限られた業界でしか見られないようになるかもしれない。
***
≪あとがき≫
住居の賃貸契約で保証料を払うパターンは多いですよね。
私は以前、更新後2か月以内に退去することが決まっていたときは家賃を全部前払して
信用保証料を払わずに済ませたことがあります。
でも退去が決まっていなければ、賃貸契約は通常2年なので、24カ月分先払い。それだとけっこうな金額です。
全額前払すれば信用保証料はいらないでしょうが、
途中で退去するとき、
修繕費などど称して大家さんから多めに差し引かれて返金額が少なくなるリスクはありますかねえ。
退去費用の契約内容によっては試してみてもいいかなと思ってます。
≪さいきんのあたらしいこと≫
・ICOOON MONO(前回と今回の画像で使用しました)
・Google Drawings(まさかグーグルで図形アプリがあるとは・・・)
・龍角散ダイレクト(ほんとうに水無しで飲める)
・スタバの市販のドリップコーヒー(苦い)
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