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2022/7/24
いわゆる[老後の趣味]なら欲しくないなと思う。
「老後の生活を楽しむために趣味を持ちましょう」といわれるやつのことである。
趣味は、作ろうと思って作るものではない。
いつのまにか沼にはまっていて、気が付くとやってしまうようなことだ。
趣味(しゅみ)は、以下の3つの意味を持つ。
1.人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。
出典:フリー百科事典ウィキペディア
2.物の持つ味わい・おもむきを指し、それを観賞しうる能力をもさす。調度品など品物を選定する場合の美意識や審美眼などに対して「趣味がよい/わるい」などと評価する時の趣味はこちらの意味である。→#美学用語の「趣味」
3.人間が熱中している、または詳しいカテゴリーのこと。
いわゆる[老後の趣味]には、
身体的・精神的・金銭的に負担にならない程度で楽しめる気軽なもの、という意味合いが混ざっているのではないか。
さいきん読んで面白かった漫画、
『海が走るエンドロール』は、
夫と死別したばかりの65歳の女性が
美術大学の映像科に入学して映画を撮ろうとする話。
ところどころで、主人公のうみ子さんが、
映画を撮ろうとするのは[老後の趣味]かと
若い学生から聞かれる。
そのたびモヤモヤしたり暗くなったりする。
65歳で大学に入学する、というのは一大決心だろう。
それでも、
仕事をしていない高齢者が大学に入って勉強するとなれば、
お気楽な[老後の趣味]と言われてしまうのも仕方ないことなのかもしれない。
そういえば、私も税理士として独立したばかりのころに、
男性の税理士先生から
「旦那さん同業?あ、会社員?いいね~。女性税理士の一番幸せなパターンだ。」
と言われたことがある。
「なめとんのかコラ」
とはさすがに言い返しませんでしたけど。(言葉が悪いぞ)
真剣に取り組んでることに対して「お気楽でいいよね」的なことを言われると穏やかではいられませんね。
悪気があるわけではないのでしょうが。
傍から見ればお気楽で平和そうでも、
実は中は大荒れ。
なんてことはよくあることであります。
『海が走るエンドロール』は、
主人公のうみ子さんが、学生たちと関わりながら、
思い悩み試行錯誤しながらも自分の映画を作っていく。
年をとってからでも心が震える出来事はやってきて、
それに熱中して必死であっていいし、
いくつだろうと人が何かを成していく様は見ていて気持ちの良いものだと
この漫画を読んで感じました。
私も死ぬまで真剣に何かに取り組んでいたい。
様々な経験を積み、客観的に物事を俯瞰できるような年齢になると、
これまでと違うドラマティックな世界があるのかな?
と最近読んでいた複数の書籍(高齢女性のもの)からも思いました。
これこそ「お気楽でいいよね」と言われるような
楽観的な未来への期待なのだろうか。
***
≪あとがき≫
というわけで、高齢女性の生活が最近の関心ごとです。
あと1-2回なにか書きそうだ。
いろいろ考える中で、
夢中になりすぎて変な商売に引っかかるのも怖いな、と。
それも思いましたね。うん。気を付けよう。
≪さいきんのあたらしいこと≫
・ドトールの期間限定ミラノサンド牛カルビ(海苔がいいですね)
・UiPath StudioX(少しは自動化できたかな。目が疲れた)
***
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