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2021/4/1

クラウド会計ソフトを使っているのであれば、
クレジットカードはビジネス用とプライベート用に分けましょう。

なぜかというと、

(1)プライベート分の処理が不要だから

(2)カードのポイントが混ざらないから

個人的にはこの2つが大きいと思っています。

●プライベート分の処理が不要になる

クレジットカードをプライベートとビジネスで兼用していると、
そのカード明細を会計ソフトへ連携(取込)したのちに
プライベート分を事業主貸として登録する作業が必要になります。
(freeeなら『プライベート取引』あるいは『無視』として登録する』)

freeeで連携を推奨しているのは、
月間のビジネス取引が10件以上の場合。

[freeeヘルプセンター]プライベート兼用の口座をfreeeに登録する場合(口座登録の判断チャート)

しかし、
ビジネス取引が月間10件以上あっても、
プライベート取引の数も多ければ、
それだけ手間は増えるのです。

クレジットカードをビジネス利用のみにしていれば、その手間がありません。

●カードのポイントが混ざらない

クレジットカードは、
利用金額などに応じてポイントが付きます。

クレジットカードをプライベートとビジネスで兼用していると、
「このポイントはどちらの分なのか?」という疑問が出てきます。

プライベート取引により得たポイントを利用した場合、
値引き等に該当しなければ一時所得となります(1年間で一時所得の合計が50万以下なら税金はかかりません)。

ビジネス取引により得たポイントを利用した場合、
事業所得(雑収入などに計上)になります。

よって

兼用している場合は、どちらの取引で得たポイントなのか調べたり、ビジネスとプライベートの利用割合で按分することを検討したりする必要があります。

  

クレジットカードをビジネス利用のみにしていれば、
ポイントを使ったときに

「え?どっち?」と迷うこともありません。

  

   

●クレジットカードを変えるのは難しくない

たいていのサービスは
ウェブページの自分のアカウント情報などから
クレジットカードを別のものに変えることが簡単にできます。

これが銀行の引き落とし口座の変更となると、
変更届け出用紙を準備して、いろいろ記入して、銀行印を押して、郵送して、、、
とかなり面倒。

(Web上で変更手続きできるものも増えていますけども)

   

というわけで、
まずはクレジットカードをビジネス用とプライベート用にわけましょう。

入口を整理することで、のちのちの負担が減ります。

   

***

≪あとがき≫

プライベートの取引が会計ソフトに連動されると、
処理は増えるんですよね。
どうしても。

定期的な支払なら自動ルール化する方法もありますが、
クレジットカードなら元を断ったほうが早いと思います。

法人の場合は、法人カードが作れない時に
社長個人名義で作ったクレジットカードを法人カード代わりとして利用する場合もありますけれども

これも当然ながら、社長のプライベート取引は入れないようにしましょう。

≪あたらしいこと≫

・息子の弁当に卵焼き(うん十年ぶりに卵焼き用フライパン使いました。息子の卵アレルギーが解消したというのもありますが)

  

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