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2020/12/6
その人が何にお金を使うかというのは、
その人のクセが出ます。
だから、その支出を記録した会計帳簿にも
クセが出る。
少なからず。
お客様がそれを『ロック』と表現したことがありました。
ロック・ミュージックというのは、
その人の生き様や信念が滲み出る(にじみでる)音楽のことをいうのではないだろうか。
そう考えると、
確かに、帳簿にもロックを感じるものはある。
ロックを感じる帳簿を次の3つに分類してみよう。
- ハードロック
- パンクロック
- プログレッシブロック
ここでお断りをしておくと、
今回のこれは単なるコラムであり、
税金や音楽の知識が身につくものではないのであしからず。
●ハードロックな帳簿
ハードロックといえば、
激しい曲調、ディストーションで歪むギター、速弾きなどを連想します。
摘要欄にびっしり細かく内容が記されたものは、
ハードロックに分類されるのではないでしょうか。
摘要欄にびっしり書くと
一見何が書いてあるのかわからない。
ミュージシャンの指の動きが速すぎて
どう演奏しているのかわからないようなもの。
情報の多さに、歪みのエフェクトがかかっている。
ちなみに、
会計帳簿は「整然と、かつ、明瞭に記録」するようにいわれていますが、
摘要欄には取引先名、取引内容が書いてあればよいので
びっしり書いてあっても税法的に全く問題ない。
ハードロック好きな人は、根がマジメな人が多いことが起因しています。
●パンクロックな帳簿
既成道徳概念や、権力を否定し、
反体制的なメッセージなどの歌詞で、攻撃なライブパフォーマンスをするパンクロック。
尖り過ぎるがゆえに、
ブラックゾーンに突っ込んでくる。
・完全に私用の領収書を100%事業経費に入れる。
・すべての経費を「雑費」一本で処理する
これらはパンクな帳簿といえましょう。
パンクな帳簿は、税法的にNGなものがほとんどであり、直さなくてはならなりません。
単に知らないだけでやっていることも多いので、丁寧に説明するとわかってくれることもあります。
パンクロック好きな人は、正直者で案外やさしい。
●プログレッシブロックな帳簿
プログレッシブロックは、前衛的・革新的なロック。
高度な知識・技術をもとに
クラッシックやジャズなど他の音楽ジャンルとロックを融合させた楽曲を生み出す。
税金や会計のことを勉強し、
その知識を踏まえ、
濃いめのグレーゾーンを狙ってくるのがプログレッシブな帳簿。
細かい経費も漏れなく計上してあり、隙がほとんどない。
ときに税理士も
「なかなかやりおる・・・」と唸るようなレベルだったりする。
プログレッシブロック好きな人は、理知的で好奇心旺盛な人が多い。
「この税金の法律はどのような経緯でつくられたか」といった歴史的な成り立ちも興味を持って聞いてくれる。
●(おまけ)オルタナティブロックかもしれない帳簿
日付・勘定科目・金額は書いてあるけど、
摘要欄がまっさら。
という帳簿に出会ったことがあります。
「あの帳簿はなんだったのだろうか」
と考えたときに浮かんだのは、この曲でした。
NUMBER GIRL – ZEGEN VS UNDERCOVER
あまりに殺風景だった。
ナンバガだから、オルタナかもしれない。
(知らん知らん言うわけにもいかず、摘要欄は領収書から内容を拾って入れました)
***
≪あたらしいこと≫
・日清の全粒粉
・とあるサイトからの問い合わせ
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