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2020/11/17

Q.ゴハン(食事代)は必要経費ですか?

A.ゴハン(食事代)は必要経費じゃないです。

というわけで、
ゴハンは必要経費ではありません。

ゴハンは人間として生きていくために必要なものだからです。

それが大原則。

ゴハン代に限らず、
趣味・嗜好・生活に関する支出は、原則、必要経費ではありません。

     

     

しかしながら、
それらをビジネスで利用するときもあります。

クリエイターが、
映像、動画、写真、文、イラスト、漫画、デザイン等の
作品製作のために支出するゴハン代もあります。

これらに関しては、
ビジネス利用の度合いや、
売上貢献度によって必要経費に入れることができます。

   

今回は、

作品製作のための製作費・取材費としてのゴハン代に着目してみます。  

   

●1か0ではない

    

ゴハン代をはじめとした
一般的に趣味・嗜好・生活に関する支出とされるものが、製作費・取材費となる場合、

「プライベートな部分が一切ふくまれない」というものは少ないです。

    

よって、
「1か0か」「白か黒か」で考える必要はありません。

ビジネス利用の割合に応じて、
必要経費に入れる金額を算出すればよい
のです。

これについては前回のブログをご参照ください。

  

●そのゴハン代で、いくらの売上があったか?

   

とある飲食店のPRを依頼されたライターさんが、
そのPR先の店舗で食べたゴハン代。

これは100%ビジネス目的であり、
全額が必要経費と考えられるでしょう。
当然ながら、ライターさんにはそのゴハン代を超える広告売上が発生します。

そこで、
ビジネス利用が100%未満のとき
必要経費の考え方の軸に入れていただきたいのが、
「そのゴハン代で、いくらの売上があったか?」です。

作品製作のためのゴハン代だとしても、
その作品から発生する売上がゴハン代以下であれば、
その製作自体がビジネスとは言えない。

⇒そのゴハン代はビジネスの必要経費にならない

ということになります。

(売上<ゴハン代 となるものが一部であれば、問題ないと思われます)

もちろん、
売上>ゴハン代 であっても、
通常の食事部分(プライベート利用分)は必要経費になりませんよ。 

   

●まとめ

    

クリエイターの取材費や製作費は
いくらを必要経費とすればよいのかがわかりにくいケースも多いのですが、

・ビジネスの利用割合
・売上貢献度

の2点を軸に考えてみていただければと思います。

    

***

≪あとがき≫

よくある話ですが、

「ビジネスは身体が資本。
だからゴハン代だって、ビジネスに関係ないとは言えない。
必要経費になるはずだ。」

おっしゃることはわかります。

でも、
プロのスポーツ選手でも、
普段の食事代は必要経費になりません。

「ビジネスは身体が資本」を理由とするのは、あきらめてください。

(スパッと)

他のことに頭使いましょう。

    

≪あたらしいこと≫
マンダリンオレンジ入り全粒粉パン(自作)

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