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2020/10/26
売上を現金で受け取る商売をしている場合は、
「売上金を毎日銀行へ入金したほうが良い」と言われます。
その理由は、大きく分けて3つあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
●1.現金管理の信頼性UP
まず最初に、現金管理の信頼性が上がります。
誰に対して上がるかというと、
・金融機関
・税務署
です。
金融機関は、融資のときですね。
毎日売上を入金している⇒お金の管理をきちんとしている⇒返済もちゃんとしてくれるだろう、という信頼感が生まれます。
税務署が税務調査に入ったときも、
毎日の現金売上が銀行通帳に入っている、レジの日計表とも数字が一致している、
となれば「売上を抜いてるのでは?」疑われることは減るでしょう。
●2.経理が楽になる
売上専用の口座に、毎日売上金を入金していれば、
通帳が売上帳の代わりになります。
さらに、
この口座をクラウド会計へ連動し、
「この口座に入金される金額は、現金売上」というルール設定をしておけば
自動で会計ソフトに記帳してくれるので非常に楽ちんです。
また、資金繰りにおいても、
一か月に入金される現金の合計を通帳残高の差額からすぐに把握することができるので
わかりやすいです。
●3.気のゆるみを無くす
こまめに売上金を銀行へ入金しないと、
手元にお金が残り、お金がたくさんあるような気になってしまいます。
すると、財布のひもがゆるくなる。
現金商売の場合は特に、
入金が先、支払が後、となりますので、
「支払うべきものがあるのに、無駄遣いしてお金が残ってない・・・」なんていうことが起こり得ます。
特に個人事業主で、
事業のお金とプライベートのお金がごっちゃになっている場合は要注意です。
そして従業員。
レジにたくさんお金が残っていて、
売上金もたいして管理されてないようだとわかれば
「少し取ってもバレないだろう」という不正の動機になりかねません。
このような”気のゆるみ”を無くすためにも、
毎日入金は有効です。
●まとめ
「収入を申告する」義務はありますが、
「現金売上は毎日銀行へ入金する」義務はありません。
が、
それでも毎日銀行へ入金したほうが良い理由3つを挙げました。
もし毎日銀行へ行けないのなら、
1日の売上金を封筒に入れて金庫へ保管し、
1週間以内には銀行へ入金するほうが良いでしょう。
(売上金は1日分ごとに分けて入金します)
そうすれば、レジの中のお金は常に、
今日の現金売上+つり銭 ということになります。
(経費はレジ金から支払わないようにしましょう)
銀行でなくとも、
コンビニのセブン銀行などの売上入金サービスを利用する方法もありますね。
それでもできないなら、、、、
(1)代わりにやってくれる人を雇う
(2)キャッシュレス決済のみにする
(3)事業をやめることを検討する
のいずれかではないでしょうか。
***
≪あとがき≫
ビジネスでお金の管理は必須です。
(現金売上だけに限らず)
「自分で管理できないし、
代わりの方法で対応するのもお金がかかるし面倒だ、、、」
となるなら、
自分でビジネスは行わないほうが良いのではないでしょうか。
(果たしてそんな人が自分でビジネスをしようとするかはわかりませんが)
これ以外にも
「面倒だけど、やらないといけないこと」はたくさんありますし。。。
≪あたらしいこと≫
・コーヒーミル
・ミネラルウォーターでコーヒーを淹れる(おいしかったです)
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