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2020/9/30

確定申告書を提出して、
税務署から何も言われなかったからといって、
その申告書の内容が正しいかどうかはわからない。

税務調査があって、
何も指摘を受けなかったからといって、
その経理処理が隅から隅までOKだという保証はない。


こんなことを言うと
おどろく人もいるかもしれません。

   

国に納める税金は、
基本的に『申告納税方式』です。

わたしたちは、
税金の法律を理解し、
自ら支払うべき税金を計算して
自主的に申告しなくてはならないのです。

つまり、
わたしたちが提出する申告書も、支払う税金も、
正しいことが大前提。

税務署は、
正しく申告されているかどうかを
時々チェックしてくれるだけです。

しかもポイントを絞ってチェックします。

だから、税務署から何も言われなくても、
「税務署が自分の申告内容を全て認めてくれた」ということには
ならないのです。

  
それにしても、

自分で勉強したり調べたりして申告書を作り上げるのは
簡単なことではありませんよね。

でも、
自分の事業や自分のお金のことを知っているのは
誰より自分自身です。

『申告納税方式』だからこそ
実態とは無関係に
税額を決めつけられることはない、

と考えることができます。

ちなみに、『申告納税方式』が採用されているのは、
国民主権の原理に適合しているというのが理由の一つです。

(効率的な徴収方法だから、というのがもう一つの理由ですが)

ここは『申告納税方式』をメリットと考えて、

どういう仕組みで成り立っているかを理解し
お金の手綱をにぎるほうが面白いのでは?

と肯定的にとらえてみてはどうでしょうか。

***
≪あとがき≫

今日は税理士会支部の広報誌作成をしていました。(広報委員をしているので)

先日、税務署との協議会があったのでその内容を誌面に。

協議会で何をするかというと、、、

e-Taxの普及やら、
変更事項の連絡などなど。
要望をいったり、
協力をお願いしたりも。

こうして、税務調査以外でも税務署と税理士が顔を合わせて話す機会があることは
一般的にはあまり知られてないかもしれませんね。
(どうでしょうか)

「適正な申告・納税を」という目的はお互い同じなので、
話すこともあるわけです。

≪あたらしいこと≫
・とあるショップ
・全粒粉サンド大豆ミート

***

  

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