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2020/8/27
個人事業を開業したら、
開業日から1か月以内に開業届を税務署へ提出し、
開業日から2か月以内に青色申告承認申請書を提出する。
開業日とは、個人事業主として事業を開始した日を指す。
しかしながら
いつをもって「事業を開始した日」というのか、
はっきりとした規定は存在しない。
●新しく始める場合
新しく事業を始める場合は、開業日を次のような日にします。
- 開店日やプレオープンの日
- 営業許可等の許認可が下りた日
- 事業に必要な免許を取得日
- 事務所や店舗の賃貸開始日
- ホームページを公開した日
などなど。
事業に必要な免許が取れたあとの、実際に活動し始めた日、などもありです。
少なくとも、売上が発生する前がよいです。
売上が発生すれば、すでに事業が始まっているということになりますから。
人を雇う場合は、雇用する前がよいでしょう。
●副業から本業にする場合
いままで副業として「雑所得」で確定申告していた事業を、
途中から本業に切り替える場合があります。
そんなときは、
・売上が増えた月の初日
を開業日とすることもあります。
あるいは、
いままで会社員で副業していた人が、
退職して副業でやっていたことを個人事業主として行う場合は
・退職日の翌日
を開業日とすることもあります。
●消費税の還付を受ける場合はちょっと注意
あなたがもし開業時に多額の設備投資をして
消費税の還付を受けようと思っているのであれば、
開業日は税理士に相談してください。
消費税では、「新たに事業を行うに当たり必要な準備行為を行った日」を
「事業を開始した日」とする裁決がありますので、
消費税関係の届出も含めて慎重に進めてくださいね。
≪注≫
個人事業主は基本開業2年目までは消費税免税※なので
還付を受けようとする人以外はあまり気にする必要はありません。
※特定期間の課税売上高が1000万円超の場合を除きます。
***
≪あとがき≫
法人の場合は法務局で登記するので、
設立日というはっきりした開業日がありますね。
個人にはそれがないので
わたしも自分が開業するときに
「いつにしようか?」と考え込んだことがありました。
だってね、
毎年その日が来ると
「今日で開業〇年か・・・」みたいなことを思うわけですよ。
自分で誕生日決めるようなもんですよ。
結婚記念日のごとく
開業日に大安を選ぶ人だっているんですよ?
ちょっと熱い想い込めたっていいんですよ!!
あ、でも開業日として妥当な範囲でお願いしますね。
≪あたらしいこと≫
専門家用サイトの音源
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