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2020/8/4

成年後見制度とは,認知症,知的障害,精神障害などによって判断能力が十分ではない方を保護するための制度です。

 裁判所HP 家事事件Q&Aより

  

成年後見制度、その中身はけっこう難しく。

2年くらい前に買った本で、
ときどき見返すのが
マンガでわかる成年後見制度』です。


   

とてもわかりやすいです。
いろんな後見パターンのお話があります。
成年後見制度の利用方法や、
自分が成年後見人としてサポートする側になった話、
後見監督人とのやり取りなども。

細かいところは注書き等を読み込まないとやはり理解できないのですが、
マンガなので
イメージしやすい。

   

   

成年後見人は、
成年被後見人に代わって法律行為を行うことができます。

税務申告代理は税理士の独占業務ですが、

成年後見人の方がビジネスとして成年被後見人の確定申告を行わない限り、
税理士法には違反しませんので問題ありません。

しかし、
税金の申告に慣れておらず、代わりに確定申告するのが難しければ、
ぜひ税理士にご依頼ください。(突然の営業)


成年後見人からの依頼により
税理士が代理で成年被後見人の確定申告することができます。

   

   

わたしが税理士として成年後見制度に関わるのも、
譲渡所得の申告のときです。

認知症がすすみ
老人ホームへ入居されたあと、
もう住まないご自宅を売却(譲渡)される場合、
利益が出れば
確定申告する必要があるためです。

   

   

成年後見制度の利用は年々増加しています。

厚生労働省の令和2年6月の資料によれば、
令和元年12月末時点での利用者数は224,442人。
うち、保佐・補助・任意後見を除いた人数は171,858人です。

   

 厚生労働省『成年後見制度の現状』令和2年6月 より

   

しかしながら
成年後見人がいる場合の税金の申告方法や、
還付、納税の取り扱いなど、
手続きの細かい部分について明確な規定がありません。

税務署によって対応が違うこともしばしば。

納税管理人の届出を使うよう言われたり、使わないように言われたり。

  

税理士会からも被後見人の申告等税務手続について
電子申告ができるよう要望しているので、

近いうちに電子申告もできるようになり、諸手続きも整備されるかもしれません。

ただ、いまはまだちょっとモヤモヤしています。。

   

***

≪あとがき≫

税理士と成年後見制度の関わりとして、
税理士が家庭裁判所から選任される法定後見制度の成年後見人になることもあります。
(研修や登録が必要ですが)

確かに税理士だったら財産管理は得意です。
しかし財産管理の他にもいろいろやることがあります。
いまのところわたしは登録等していません。

ところで、先に挙げたマンガはオススメです。

生きる上で大事なことも、
仕事をするうえで難しいことも、

全部といわないまでも、
かなり漫画に教わってるなあ・・・ 

   

≪あたらしいこと≫
ドトールのカルツォーネ ジューシーチキンと京都産九条ねぎ
(柚子胡椒が聞いてておいしかった)

***

   

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