『影響力の武器』を読んで受ける影響と与える影響を知る

2020/4/16

7-8年ほど前に購入した本ですが、
いまでも時々読み返すもののなかに、
『影響力の武器』があります。

これは、承諾誘導の引き金について書かれた本です。

　なぜ、イエスと言ってしまうのか？

　なぜ、この商品を買ってしまうのか？

これらの人間の行動を導くのは、
心理学の６つの原理に分類できるとし、
それぞれについて書かれています。

その６つの原理とは、
・返報性
・一貫性
・社会的証明
・好意
・権威
・希少性
です。

行動経済学の本を読んだことがある人なら、
既知の内容も多く出てくるでしょう。

有名なミルグラム実験の話も出てきます。

わたしがこの手の本を読んだのは、
この『影響力の武器』が最初でした。

「無意識で、こんな行動を取らされてしまうのか」と、
怖い思いをしながらページをめくったものです。

しかし、消費者としても、事業者としても、
読んで損はないオススメの本です。

この本を読むと、
あなたがどんな手法により、どんな影響を受けて、
イエスを言わされそうになるかがわかります。

そして、この本の面白いところは、
どうやったら搾取されないかという「防衛法」が各章に書いてあるのです。

大きな買い物をするときや、大きなライフイベントがあるときなどの
冷静な判断に役立つと思いますよ。

自分でビジネスをするなら、
お客様へ商品やサービスを届けるヒントになります。

この本に載っているテクニックを使ってお客様を騙せ、
ということでは決してありません。

テクニックを駆使しして騙すようなことをすれば
もう後は無いですからね。

この本で、
自分がなんとなく仕事で無意識にやっていたことが、
お客様にどんな影響を及ぼしていたか、
ということもわかります。

そして、お客様との継続的な関係を考えるのに、どのような配慮が必要か
というヒントにもなるのではないでしょうか。

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この本の内容とは少しずれるのですが、
先日、井ノ上陽一先生のメルマガで当ブログをご紹介いただいたおかげで、
PVがガッと伸びました。（感謝しかない）

今日は個人の確定申告書の提出期限でして、
例年はこの提出期限間際になると
『必着か消印有効か』のPVが急上昇するんですけれども、
今年は紹介された『目線の高さとモニターアーム』の記事がこれを上回りました。

すごい影響力だ・・・

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