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2020/3/20
Q)借方と貸方の左右どちらかを迷う
A)
”かりかた”の[り]が左にはねるから、借方が左。
”かしかた”の[し]が右にはねるから、貸方が右。
「こんなんでいいの?」→こんなもんだよ。
では次行ってみよう。
Q)英文会計のDebit(借方)とCredit(貸方)の左右どちらかを迷う
A) 「デビクレ」と100回唱えよう。デビクレデビクレデビクレ・・・
はい、覚えたね?
じゃあ次行ってみよう。
Q)勘定科目を借方と貸方のどちらに使うのかわからない
A)
お金が増えるときは『現金』が借方
お金が減るときは『現金』が貸方
とだけ覚えておけば、だいたいの仕訳は切れる。
それでは詳しく見てみよう。

●お金が増えるときは『現金』が借方
簿記の仕訳は
左が借方で、右が貸方です。
仕訳を切る(会計ソフトに入力する)ときに、
勘定科目はなんとなくわかっても、
借方なのか貸方なのかを迷うときがあります。
そんなときは、
”お金が増えるときは『現金』が借方”
ということを覚えておきましょう。
≪基礎≫1000円売上があり、代金は現金でもらった。
【借方】現金 1000 / 【貸方】売上高 1000
売上のお金が1000円増えているので、『現金』勘定が借方にきます。
相手勘定『売上高』はその反対(貸方)におけばいいです。
≪応用≫1000円売上があり、代金は掛けになっている。
【借方】売掛金 1000 / 【貸方】売上高 1000
さきほどの≪基礎≫で、売上があったときは
『現金』が借方、『売上高』が貸方となりました。
このことから、
売上があったときは、
『売上高』が貸方になる、ということがわかります。
今回は代金が現金ではなく掛け(売掛金)となっているので、
借方の勘定科目名を『現金』→『売掛金』に置き換えればいい、と考えます。
●お金が減るときは『現金』が貸方
今度は
”お金が減るときは『現金』が貸方”です。
≪基礎≫1000円仕入があり、代金は現金ではらった。
【借方】仕入高 1000 / 【貸方】現金 1000
仕入によりお金が1000円減っていますので、『現金』勘定が貸方にきます。
相手勘定『仕入高』はその反対(借方)におけばいいです。
≪応用≫1000円仕入があり、代金は掛けになっている。
【借方】仕入高 1000 / 【貸方】買掛金 1000
さきほどの≪基礎≫で、仕入があったときは
『現金』が貸方、『仕入高』が借方となりました。
このことから、
仕入があったときは、
『仕入高』が借方になる、ということがわかります。
今回は代金が現金ではなく掛け(買掛金)となっているので、
借方の勘定科目名を『現金』→『買掛金』に置き換えればいい、と考えます。
●現金取引だったらどうなるか?で考える
現金取引でない場合でも、
「もしこれが現金取引だったら?」で仕訳を考える
↓
”お金が増えるときは『現金』が借方”
”お金が減るときは『現金』が貸方”
のルールで仕訳を切る
↓
相手勘定の借方or貸方の位置がわかる
↓
『現金』勘定を、実際の取引の勘定科目に置き換える
というように、
『現金』がどちらに来るかを基準に考えると
簿記三級レベルの仕訳ができるようになりますよ。
***
この『現金』で考える方法、
わたしは大学の非常勤講師だった税理士先生に教わりました。
お名前は忘れてしまいましたが、
楽しそうに話す先生だったということは覚えています。
そのおかげで「税理士って楽しそうだな」という印象が残ったんですが、
あのころは税理士になろうなんて全然考えてませんでした。
のちのち効いてくるものですね。
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