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2020/3/18
※以下はスモールビジネス向けの記事です。
前回は、freeeのデフォルト決済口座の設定を変える話であった。
freeeでは、
個人事業主なら
決済口座『プライベート資金』=勘定科目『事業主借(貸)』
法人なら
決済口座『役員資金』=勘定科目『役員借入金(貸付金)』
という紐づけが自動でされる。
この自動の紐づけのままだと、
経費精算と、事業資金の貸し借りも同じ勘定科目に集約される。
個人事業主なら『事業主借(貸)』に。
法人なら『役員借入金(貸付金)』に。
しかしながら、
経費精算と、事業資金の貸し借りを
分けて管理したい場合もあるだろう。
そんなときは、
”決済口座を増やす”という手段もある。
●経費精算用の決済口座・勘定科目を登録する
メニューバーの[口座]→[口座を登録]をクリック
同期する銀行やクレジットカードの一覧が出てくるので、下にスクロールして
[負債の口座(支払手形・借入金など)を登録]をクリック
経費精算用の口座名を入力して[登録する]をクリックして完了です。
●決算書用の勘定科目を変更する
上記のように負債の口座として決済口座を増やすと、
その決済口座は決算書上では勘定科目『未払金』として表示されるよう初期設定されています。
もし決算書上の表記を変更したいのであれば、
メニューバー[設定]→[勘定科目の設定]から、
該当する科目をクリックして変更することができます。
法人なら、
『役員未払金』や『短期借入金』として決算書上表示することが多いでしょう。
(経費精算分も決算書上は『役員借入金』とする方法もあります)
●経費分を仮払いしているときは
経費を支払ってから精算するのではなく、
あらかじめ数万円事業用口座or法人口座から引き出して
後から精算する方法もありますね。
その場合は、
経費精算用の口座を
資産の口座として登録しておく方が実態に適しています。
(さきほどの[負債の口座を登録]の上に[資産の口座を登録]があります)
この場合、
その決済口座は決算書上では勘定科目『現金』として表示されるよう初期設定されていますので、
決算書上の勘定科目名を『仮払金』『立替金』などに変更しておきましょう。
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法人の場合は特に
「経費精算と、事業資金の貸し借りは分けたい」ということがあります。
設立当初に会社に貸した数百万はまだ返してもらわなくてもいいけど、
諸経費の立替分はきっちり精算していきたい、とか。
まあ経費だろうが事業資金の融通だろうが
会社に貸してるお金なのは一緒なんですけど。
わたしもどちらかというと分けたい方ですかねー。
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