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2019/12/16
とある租税教室でのできごと。
小学生に、税金についての質問があるか聞いたところ、
「印税ってなに?」と。
「あー、
日本にはだいたい50種類くらいの税金があるんだけど、
その中のどれでもないです。
印税は税金じゃないです。」
●なぜ「税」の文字が付くのか
その答えはウイキペディアに書いてありました(お世話になってます)。
印税(いんぜい)とは、著作物を複製して販売等する者(出版社、レコード会社、放送局など)が、
発行部数や販売部数に応じて著作権者に支払う著作権使用料のことをいう通称である。
もとは著作権使用料と引き換えた著者検印紙を書籍に貼り付けて販売したもので、
その態様から印紙税になぞらえて印税と呼ばれるようになったが、国に納める税金ではない。
通常、印税に相当する額が販売額に上乗せされる。
発行部数などによらずに一度だけ著作者に支払われる著作権使用料は、原稿料と呼ばれる。
なるほど、昔は印紙みたいなの貼ってたのねー
ウィキさんがおっしゃるように、「国に納める税金」ではありません。
●印税は収入である
つまり印税とは、権利による収入ですね。儲けです。
収入なので、個人なら所得税、法人なら法人税がかかります。
●いつの分を売上にするのか
これに関しては、明確に「印税の売上計上タイミングはこれだ!」というものは決まっていません。
印税に関しての契約内容もいろいろあるからです。
取引実態から
どの時点で売上が確定したか、という基準を決めて
同様の取引については計上タイミングを統一します。
たとえば、出版の初版については請負契約なので納品基準と考えることもできますが、
先に雑誌の連載で原稿料をもらっている分を書籍化する場合は、
書籍の発売日を基準とする方法も考えられます。
ちなみに、
出版社などからもらう支払調書と金額がずれていることがありますが、
これは、出版社側の計上基準と
印税を収受する側の売上計上基準が異なっているだけです。
ずれている金額について、
「あの分がずれているのだな」と検討が付けば大丈夫です。
***
租税教室での小学生からの質問は、
私が受けたわけではなく、同じ支部の先生(税理士)が受けたそうです。
なんで「税」が付くのかは、私もウィキペディア見るまで知りませんでした・・・
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