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2025/6/13

  

『遺伝子が語る免疫学夜話 -自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?-』を読みました。

自己免疫疾患には以前から興味があったのですが、こうした医学寄りの本を読むのは今回が初めてです。
とはいえ、この本は門外漢にもわかりやすく、まるで物語に飲み込まれるようでした。

  

以前、皮膚科の先生に

「自分の中の正常な細胞を敵とみなして攻撃しちゃうんだよね」と自己免疫疾患について聞いたことがあります。


そのときはふんわり受け止めていたのですが、

本書で改めて理解したのは、「自己免疫疾患、とんでもないな?」です。

 

「自己免疫」が起きると何がやっかいかといいますと、感染微生物に対して免疫が攻撃するときは、その微生物がいなくなれば戦いは終わります。ところが、「自己」を相手に免疫が戦いを始めた場合は、その戦いは「自己」の臓器を破壊しつくすまで終わらない、という点です。

(橋本求『遺伝子が語る免疫学夜話』P.15)

  

破壊しつくすまでって・・・いやほんとに、おいおいおい。


しかも決定的な治療法がない・・・

  

だから病院に行っても「とりあえず」ステロイド、みたいな対応になるのかと妙に納得しました。
(「これで戦いが終わればいいけど…」という期待が込められているに違いない)

  

自己免疫疾患には遺伝的な要因もありますが、生まれ育った環境も大きく影響するそうです。
「子どもは自然の中で育てたい」というのはよく耳にするけれど、免疫の観点からも理にかなっているのだなあと。
(私の住んでいるここは田舎とも都会とも言えない地方都市の郊外で、免疫の観点からはいまひとつな気が)

けれども、
乳幼児期の子どもが汚いものに触れたり、口に入れてしまったり、あちこちで病気をもらってきたり・・・
これを存分にやらせようとするのは親としてはキツイ。とてもキツイ。

 

  

この本を読んで、「息子が小さいころ、もっといろいろさせてあげればよかったのかな」なんて、ちょっとした罪悪感のようなものが湧いてはきましたが、

でも、

でもですよ、


仮にこの本をもっと早く読んでいたとして、果たしてそれが実行できたかといえば、うーん。。。
下手すると取り返しのつかない大きな病気になる可能性もあるし、なかなか覚悟のいることだなあ。

  

これからできることがあるとしたら、

やっぱり食生活の見直しかしら?と思い、最近はいろいろな料理に挑戦しています。

  

***
≪あとがき≫
この本、装丁がとてもいいですよね。表紙のイラストも。
中もいい感じで、夜話の雰囲気が出ています。紙で買ってよかった本。

≪さいきんのあたらしいこと≫
オートミールパウダー(私の身体には合わないかも・・・)
ライスペーパー餃子(うまいです)

***

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