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2022/7/20
気になっていた映画、『PLAN75』を観てきました。
この映画に出てくる[PLAN75]とは、
75歳以上の日本人が自らの生死を選択できるという、国の制度のことです。
（もちろんフィクションです）
一番印象に残ったのは、
不動産屋から生活保護者向けの物件を勧められた主人公が、
「・・・もう少し頑張れると思うんです。」
と断るところ。
とてもみじめな気持ちになりました。
主人公は78歳の高齢女性。
品があって落ち着きのある「こんなおばあちゃんになりたい」
と思うような女性です。
それなのに、
こんなに追い詰められるのか。
この映画を観る前は、ただ、
「倍賞千恵子が見たい」
と、往年のファンみたいなことを思っていました。（いくつだ）
いま考えると、
年をとっても美しい人が、
75歳を過ぎてどんなふうになるのかに興味があった。
そして、
美しい人に、潔くあってほしいと期待していた。
どうやら私は「潔さ」に価値を置いているようです。
映画を観ながら、
しがみつけばいいと思っている反面、主人公に理想を押しつけていました。
恐ろしいな。
この映画、いま観てよかったと思います。
自分が70代だったら、とても怖くて観られない。
＊＊＊
≪あとがき≫
というわけで隙をみて映画館へ行ってきました。
倍賞千恵子さん、現在81歳だそうです。
81歳でも惹きつけられてしまいます。
人の魅力って年齢関係なしですね。
映画の中でも言われていたんですが、声の響きが素敵ですよね。いい声。
助演の磯村勇斗さんと河合優美さんもいい声でした。
≪さいきんのあたらしいこと≫
七夕ゼリー作り
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