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2020/3/6
寄付金控除を受けるのに、
見落としがちなのが住民税のところである。
住民税でも寄付金控除を受けるには、
確定申告書の第二表に書かなくてはならない。
申告書B様式の場合は、右下の赤枠のところ。
びっくりするほど小さい。
それでは拡大してみてみよう。
4つの区分して記載がある。
上から順番に、
- 都道府県、市区町村分(特定控除対象)・・・ふるさと納税など
- 住所地の共同募金会、日赤支部・都道府県、市区町村分(特例控除対象以外)・・・赤い羽根共同募金や日本赤十字に対する寄付金
- 条例指定分 都道府県・・・住所地の都道府県の条例で指定している寄付金
- 条例指定分 市区町村・・・住所地の市区町村の条例で指定している寄付金
となっており、該当する寄付金の金額を記入するようになっている。
さて、ここからが本題。
下の2つの「条例指定分」について、
あなたが支払った寄付金が
あなたが住んでいる都道府県や市区町村の条例に指定されているかどうかは、
どこで確認できるだろうか?
(1)寄付金の領収書と一緒に届く説明書
寄付をすると、その寄付した団体から
寄付金領収書が送られてきます。
それと一緒に、寄付金控除についての説明文も届くことがある。
その説明文の中に、
・どこの都道府県の条例指定になっているか、
・どこの市区町村の条例指定になっているか、
を記載してある場合があります。
(2)寄付先の団体のホームページ
寄付金領収書に特に説明文がない場合でも、
ホームページのほうで寄付金控除について案内している、
ということがあります。
その寄付先の団体のホームページ内の中に、
・どこの都道府県の条例指定になっているか、
・どこの市区町村の条例指定になっているか、
を記載してある場合があります。
(3)住んでいる自治体のホームページ
まずは住んでいる都道府県のホームページで調べます。
私の例で説明しますと、宮城県仙台市に住んでいますので
都道府県の条例指定に該当する寄付金かどうかを調べるには、
「宮城県 寄付金 条例指定分」で検索。
すると”個人住民税の寄付金控除について-宮城県公式ウェブサイト”というページが出てきます。
このページの中の
「条例指定寄付金一覧」PDFのリンクに対象となっている寄附団体があります。
これに載っていれば、都道府県の条例指定の寄付金だということです。
次に市区町村の条例指定に該当する寄付金かどうかを調べます。
「仙台市 寄付金 条例指定分」で検索。
すると一番上に”公益法人等への寄付金に関する控除制度について”
というページが一番上に出てきます。
クリックして少し下へスクロールすると
控除対象寄付金の一覧が法人格別のリンクで出てきます。
このリンク先に寄付先の団体が載っていれば、
市区町村の条例指定の寄付金だということです。
***
(1)のように
領収書と一緒に、どこの条例指定分かわかる文書を送ってくれると
一番助かるのになあ、と思います。
大きい団体や、学校法人はやっているところが多めな印象です。
最終的に(3)で調べるわけですが、
自治体ごとに表示形式が違うので
「えっ?どこに書いてあるの??」みたいになることもありますね。
自治体によってはホームページに書いてないところもあるかもしれません。そのときは電話しかないですね。。。
そういった諸々を考えると、ふるさと納税は楽だなあ。
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