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2019/12/9
クラウドファンディングサイトで有名なCAMPFIREが
クラウドファンディングのミニ版として始めたのが
”フレンドファンディング polca(ポルカ)”というサービスです。
通常のクラウドファンディングと違って、
「留学したい」とか「家族で○○したい」とか
ちょっとしたやりたいことを実行するために、
身近な友人や知人、TwitterなどのSNSのつながりのなかでお金を集めることができるサイト(アプリ)です。
これも投げ銭的なやつかなーと思いましたが、
色んな使い方があるようなので
それぞれで見ていきます。
●企画ありきパターン
「留学したいですが事情があってお金がないので支援してください!」
みたいなパターンです。
やりたい事が先行してあるので、そのためのお金を支援してほしい、というものですね。
寄附とか募金に近い。
このパターンの場合、お返しは手紙だったり写真だったり赤い羽根だったりします。
この程度の心ばかりのお返しなら、あってないようなもの。
支援する側は見返り無しなので
個人間では贈与、ということになるでしょう。
なので、支援金を受取った側は
年間合計110万超えたら贈与税がかかります。
●お返しありきパターン
「1,000円支援してくれた人にはオリジナル動画をプレゼントします!」
みたいな感じです。
お返し品を1000円で買ってください、と同義ですね。
予約販売に近い。
売って買ってのやり取りなので
これは個人なら雑所得(事業規模なら事業所得)で所得税がかかります。
これこそがそもそもの「購入型クラウドファンディング」の形ですよね?
polcaはあくまで「購入型クラウドファンディング」の仕組みのなかで
お金を集めることができるサービスです。
支援いただいたお金に対して、
金銭以外のモノやサービス、体験で返礼をするといったことが不可避なルールになります
と公式サイトでも記載がありましたので、
この使い方の方が合っているのかなあという気がしましたが、少ないですね。
どちらかというと「企画ありき」パターンが多いかなあ。
***
企画ありきパターンでも
「イラストレーターです。どうしても製作に○○という高額機材が必要なので支援お願いします。
支援していただいた方にはその機材で作成したイラストをプレゼントします」
というように見返り品がちゃんとあれば贈与税でなく所得税の対象となってくるでしょう。
サイトを見る限り、
ビジネス利用には向いてないのかなと。
仕組としては「購入型クラウドファンディング」ですが、
内容としては「寄附型クラウドファンディング」の方が馴染むのでは?
私見ですけども。
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