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2019/10/15
先週、モロトメジョー先生の銀行融資セミナーへ参加してきました。
ひとり税理士界で融資に強いと言ったらこの方です。
今回はそのセミナーなかで、私が特に
スモールビジネスをされている人にもお伝えしたいと思ったことを。
●借りなくてもいい人もいる
いまから融資の話をします、けどね。
借りなくてもいい人も
もちろんいます。
たとえば、
(1)事業主または社長個人で資金がたっぷりある人
(2)借金が生理的にNG。借金するくらいなら事業たたむ、という人。
です。
スモールビジネスだと、
大きな設備がなくても始められるものも多いです。
「わざわざ借入なんてしなくてもいいのでは?」
そう思うかもしれません。
私もそう考えることはありました。
でも(1)と(2)に該当しない人は
読み進めてください。
●公庫の創業融資、利用しない手はない?
通常、銀行は会社の決算書を見て
黒字で資産のたくさんある、ちゃんと返済してくれそうな会社に貸します。
赤字で資産が少ない会社には貸しません。
しかしながら、
日本政策金融公庫の創業融資というのは
その名のごとく
創業時にお金を貸してくれるのです。
まだ売上が全くあがってない事業に対して貸してくれるのです。
なんと太っ腹!
女性や若者向けのお得な融資もあります。
しかも政府系のため金利が低い。
(利息は、もしも資金不足になったときの保険料程度)
とりあえず借りておくことで、
融資の実績(信用)が得られます。
つまり次に借りやすくなるということです。
この一番借りやすい創業時のタイミングで
借りないのはちょっともったいないかもしれません。
ちなみに、
前職で経験のあるサービスで開業する場合などは
審査が通りやすいそう。
逆に公庫の創業融資で審査が通らなかったら
そのビジネスプランでの開業は考え直す必要があるかもしれません。
●「お金が無い」ストレスが最大の敵
ストレスマネジメントにおいて最も有効なのは
”お金の余裕”と言われています。
その反面、
お金が不足している、
お金が無い、
というのが一番ストレスがかかるというわけです。
これにより判断力を失うのが一番怖い。
特に事業を始めてから
あれがない、これがない、と色んなものが不足していることに気づきます。
想定外の出費が結構あるものです。
売上を上げるために
最初は試行錯誤していろいろな手を打ちます。
しかし手を打ってるうちに
あっという間に資金が底をついてしまった。
お金が無い・・・・
そんな状況で的確な判断ができるでしょうか?
しかもお金がないので、もうたいした対策はできない。
銀行の融資審査も時間がかかるし、
決算書の数字も悪いので審査が通るかどうかもわからない・・・
不安が脳内を覆いつくす。。。
こういう状況は避けたいですよね。
お金が無いデメリットは、非常に大きいです。
●借りろ!ではなく、お金を持て!ということ
モロトメ先生がセミナーの最初の方におっしゃったことです。
まさにこれだな、とセミナー聞いてて思いました。
余裕資金を持とう。
手元の資金は
月間売上高の3か月分、というのが最低ライン。
特にビジネスにおいては
お金を持っていることで
カバーできることはとてもたくさんあります。
融資(借入)の考え方が、すこし変わりませんか?
***
というわけで融資のお話でした。
モロトメ先生のセミナー、
わかりやすさ半端なかったです。
ほかの税理士の方々にもオススメです。
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