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2014年2月4日

立春だというのに雪が。

さて、先週末の税務研修で、
「へえー」と思ったことのひとつは特定口座の損益計算方法でした。

特定口座とは、その口座内で購入した上場株式などの売買や配当による損益を
証券会社が自動計算してくれるものです。
税金の源泉徴収あり・なしを選択できます。
(源泉徴収ありを選択すれば確定申告不要です)

例えば。

以前特定口座でA株式を1株当たり1000円×100株=100,000円で購入しました。
株価が上昇してきたので利益を確定させるため、
本日全部売却しました。
本日の株価は2000円だったため、
売却額は2000円×100株=200,000円でした。
さらに株価が上がることを見込んで、本日中にまたA株を100株買いました。
購入額は2000円×100株=200,000円でした。

この場合、以前購入した時は100,000円だったA株が200,000円で売れたので
売却益は100,000円かと思われます。

しかしながら特定口座では
売却益は50,000円と計算されるのです。

これは、特定口座における損益の計算が1日ごとに区切られて行われるためです。
よって同日中に買った売ったの順番は関係ありません。
後から購入した分も譲渡原価の計算に組み込まれ、
1株当たりの原価は
(1000円×100株+2000円×100株)÷200株=1500円となります。
ゆえに
売却額200,000円-1500円×100株=売却益50,000円となるのです。

なので同一銘柄の同日売買は注意が必要です。

実はこれ、昨年まで上場株式等の税率は10%+復興税だったのが、
今年から20%+復興税になったので、
昨年末に慌てて売買してしまった方のうちには
やってしまった人もいるかもしれません。
昨年は特に利益が出た方が多かったようですからねえ。。。

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