月別アーカイブ: 2014年5月

社員食堂の従業員負担

2014年5月29日

どうもクライアントが社員食堂を検討しているらしい。

今回の場合は社員食堂とはいっても、その場で作らず
お弁当を取りよせる方法になるよう。

会社が従業員に食事を無料で支給する場合は、所得税が絡んできます。

残業の際の食事については、無料で支給しても課税しなくてよいこととなっていますが、
毎日の食事を支給するとなると話が違ってきます。

これは、お金の代わりに食事で給与を払ったとみなされ
現物給与と呼ばれるもの。

給与だから課税されるのです。

しかしながら課税されない要件もあります。
国税庁のHPにも載っています。

役員や使用人に支給する食事は、次の二つの要件をどちらも満たしていれば、給与として課税されません。
(1) 役員や使用人が食事の価額の半分以上を負担していること。
(2) 次の金額が1か月当たり3,500円(税抜き)以下であること。
(食事の価額)-(役員や使用人が負担している金額)

ポイントは(1)と(2)の両方を満たさなくてはならないということ。
結局負担分があるんだから無料とはいえないこと。。。

もし1食500円のお弁当を平日毎日従業員に支給する、となると
 1ヵ月分のお弁当代 500円×20日=10,000

(1)の要件を満たすには、10,000÷2=5,000円以上を給与から天引き(あるいは現金支払)
(2)の要件を満たすには、10,000-3,500=6,500円以上を給与から天引き(あるいは現金支払)

両方を満たすには、
月6,500円以上を給与から天引きするか、
従業員から直接現金で払ってもらうかをしなくてはならない。

ということになります。

弁当の値段が上がれば従業員の負担が増えるし、
弁当の値段を下げれば食事の質が落ちるし、、、
なかなか難しいところですね。

海外の有名な会社なんかでは、
豪勢な社員食堂があるにもかかわらず、
従業員から一切天引きも何もしてないところもあるとか。

当然ながら現物給与として課税されるわけですが、
課税された税金まで会社が持つそうです。

徹底した福利厚生ですな。

有能な社員を呼ぶため、
気持ちよく働いていい仕事をしてもらうため、
と考えれば痛くない出費なのかもしれません。

仕事において『食事』というのは
それだけ重要なんでしょうね。

税理士報酬の決め方

2014年5月27日

たまに他の税理士事務所の請求書を見る機会があります。

今日見た請求書は、タイムチャージ制でした。

自分が独立したときに、どんなふうに料金設定するか、
ときどき考えます。
弁護士、司法書士、税理士などなどの専門職では下記のような請求方法があります。
・タイムチャージ
・月額の定額顧問料
・業務内容ごとに料金設定がしてあるもの
タイムチャージ制は弁護士などには一番多いでしょうか。
税理士では少し珍しいような気もします。

今日見た請求書は、
訪問時の会議時間+メール等の応答時間+申告書作成にかかった時間で請求されていました。
正直、
「このクライアントの申告書作成にこんなに時間かかるかなあ、、、?」
と、思ってしまいました。
これは実際に依頼した人も思うことかもしれませんね。

比較的タイムチャージで請求するところは高い、という印象があります。

それでも、依頼する側は
それだけその先生を信頼し、価値を感じて支払っているのでしょう。
そういう先生は、すごそうな実績を積んでらっしゃいますからね。

私にはそういったものはないのでちょっと合いません。
次に定額顧問料ですが、
これは多くの税理士事務所が採用している方法じゃないでしょうか。
顧問料さえ払っていてくれれば、いつでも相談していいよ
というスタンス。
支払う側は『何かあったときにプロに相談できる』という安心感。
ある意味、保険に近い気持ちで払っているのかもしれません。
保険よりも事故多いですけどね。。。

定額とはいっても、事業規模などで月額を設定する場合がほとんどです。
大規模な会社ほど月額顧問料が高くなる。

しかしながら実際は、
小規模の会社で顧問料が低くても、手間がかかる場合もあり。。。
そうすると、高く払ってもらってるところにちょっと申し訳ないですね。

この辺りに私自身もジレンマを感じることがあるので
ちょっと合わないかなあと。
最後に、業務内容ごとに料金設定がしてあるもの。
これは一番わかりやすいですね。
月次処理、給与計算、決算書作成、申告書作成などのそれぞれの業務に対して細かく料金が決まっている。
細かくすればするほど、お互い無駄がないかもしれません。
でも、依頼する側は気軽に相談できない、と感じることもあるでしょう。
作業に着目してるせいでしょうか。
なんだかドライな関係になりそう。

ある程度は業務内容ごとの料金設定が必要だと思っています。
それでも、やりすぎるとギスギスしてしまうかしら。
定額顧問料+業務内容ごとの料金、というのが一番無難ですかね。
いまのところ。

どうゆうふうにミックスさせるか、また考えなくてはなりません。

 

事業年度を変更したときの復興特別法人税

2014年5月21日

昨日から味噌煮込みうどんが食べたくて仕方ありません。

それとは全然関係ないんですが、
復興特別法人税は当初3年間課税することを予定していたものの、
消費税増税による景気の冷え込み対策等から
2年間に変更されました。

課税される事業年度は、
平成24年4月1日から平成26年3月31日までの期間(指定期間)に
最初に開始する事業年度開始の日から
同日以後2年を経過する日までの期間内の日の属する事業年度
とされています。

3月決算法人だったら、
24年4月1日-25年3月31日まで事業年度と
25年4月1日-26年3月31日まで事業年度。

9月決算法人だったら
24年10月1日-25年9月30日の事業年度と
25年10月1日-26年9月30日の事業年度。

と、通常の場合は2回決算で申告すれば終了ということになります。

しかしながら事業年度を変更した場合はちょっと違います。

ちょうど担当の法人が6月決算から3月決算に変更しました。
なので指定期間に最初に開始する事業年度(A)の開始の日(24年7月1日)から
同日以後2年を経過する日(26年6月30日)までの期間内の日に属する事業年度が3つあります。
(A)24年7月1日-25年6月30日
(B)25年7月1日-26年3月31日
(C)26年4月1日-27年3月31日
全部で33ヶ月です。

通常は2年間(24ヶ月)しか課税されないのに、
33ヶ月分の利益に対して課税されたら不公平ですよね?

そこで、課税対象が24ヶ月になるよう、最後の事業年度(C)は月数按分するのです。
(A)と(B)で既に21ヵ月分は課税済みですので、
残り3ヶ月分を課税対象とします。

(C)の基準法人税額×3月/12月×10%=復興特別法人税額

また、指定期間中に設立した法人については、
設立日から指定期間の末日である26年3月31日までの月が課税対象とされ、
こちらもやはり月数按分するのです。

注意しないといけませんね。

馬鹿にできない振込手数料

2014年5月15日

振込手数料は突っ込みたくなることが多いです。

請求書の支払を銀行振込でするとき、振込手数料がかかりますよね。

その振込手数料を請求者側の負担として、
請求金額から差し引いた金額を振り込む場合もありますし、
普通に振り込む側で負担する場合もあります。

前者の場合は、その会社や業界の慣習で一定のルールみたいなのがあるようです。

卸売業は差し引く場合が多い印象があります。
振り込む方も、振り込まれる方も、
業者間はほぼすべて差し引いてるのでお互い様なんでしょうね。
でも、そんな慣習のない業界などは
勝手に振込手数料差し引かれたら困るわけです。
その分載せて請求してるわけでもないのに。

そこで請求書に一筆入れることになります。
「振込手数料は御社でご負担願います」とか。
私がこのまえ見かけた新入社員向けビジネスマナーの講習料の請求書でも、
「振込手数料は御社でご負担願います」の記載がありました。

ところがその一筆が
請求書に記載されている他の文字よりサイズが大きく、かなり強調されていたのです。

現物が掲載できないのが残念ですが
ここまでのものは初めて見ました。
しかもマナー講習の会社が。
これ、マナー合ってるんでしょうか。
マナーっていうか品の問題としてどうなんだ。

 

振込手数料は会社の取引金額からすれば少額に見えますが
積もり積もってじわじわ影響してきます。

銀行の振込手数料の最高額は、私が知る限りでは窓口振込の864円です。
これを平然と差し引いて振り込んでくる会社もありますね。
「絶対窓口で振り込んでないだろ!」
とか言いたくなっちゃいます。

以前知人から聞いた話では、
差し引いた振込手数料と、実際かかった振込手数料との差額を、
きっちり「雑収入」勘定で手数料収入としている会社もあるとか。。
いやほんときっちりしてるわ。。。

外形標準課税の倉庫のあれこれ

2014年5月12日

本日は外形標準課税の倉庫料について。

通常、会社の自己資本比率が高いほうが優良企業と呼ばれます。
しかしながら資本金が大きいと税金もたくさん払わなければなりませぬ。

とりわけ資本金が1億円を超えると外形標準課税を払わなくてはならない。

外形標準課税とは規模・活動量の大きさに応じて課せらる地方税のこと。

付加価値割と資本割があり、
付加価値割は人件費+支払利子+支払家賃+当年度損益の合計を基準に、
資本割は資本金+資本準備金等の合計を基準に税率を掛けて計算します。

付加価値割の支払家賃(=支払賃借料)とは、事務所家賃、駐車場、社宅家賃、倉庫料などなどを指します。

倉庫料については下記のような条文があります。
 荷物の保管料については、契約等において1月以上荷物を預け、
 一定の土地又は家屋を使用又は収益していると認められる場合には、
 土地又は家屋の賃借権等の対価の額にあたるものとして
 支払賃借料又は受取賃借料となるものであること。

私がこれまで見てきたものでは、
倉庫料の請求にはだいたい2パターンあるようです。
(1)毎月同額の家賃+荷物量に応じた作業料
(2)全て荷物量に応じた変動料金

外形標準課税の課税対象となるのは「土地又は家屋の賃借権等の対価の額にあたるもの
なので、役務の提供である作業部分は含めないこととされています。

よって、
(1)の場合は毎月同額の家賃部分のみが対象となります。

(2)の場合、保管料・入出庫料・配送料・梱包料などの項目に分かれているものであれば、
保管料部分が対象となります。

ところがこれらの項目が契約等で区分が別れておらず、
一括して請求される場合には、その一括金額が対象となってしまいます。

なので最初の契約時には要注意ですね。
多くの倉庫会社では分けてくれているとは思いますけれど、
請求書を見る人がこの意味をわかってないこともあります。

蛇足ながら、事務所や社宅家賃なども
通常は家賃+共益費の契約が多いですが
ここでも対象となるのは家賃部分のみです。
これに気付かず共益費も対象として計算してしまっている場合もしばしばあることでしょう。

外形標準課税も税務調査がたまにあるのですが、
調査官が「共益費は含めなくていいです」と教えてくれたことがあったそうです。
けっこう優しいですね。
まあ、更正の請求は自分でしなきゃいけないんですが。

古くなったPCを従業員にあげるとき

2014年5月9日

家のパソコンはVAIOを使っています。
そろそろ買って5・6年くらい経つでしょうか。
一度壊れかけてDr.ミカミさんに診ていただき、
その後大きな問題なく動いています。
どうもどうも。

ところでこのパソコン、税務上の耐用年数は4年です。
耐用年数というのは、使用に耐えうる年数です。
4年経つと、税務上のパソコンの価値は1円になります。

「会社で使っているパソコンが古くなり価値はほぼ無いに等しいので、
従業員にタダであげてもいいか」
ということを時々聞かれます。
今日もうちのボスが質問を受けていました。

まず第一に、
会社の情報が入ったハードディスクを従業員に渡すのは危険です。
転売される可能性もありますし。
廃棄業者に頼んで潰してもらう方が安全と言えます。

また、業者に依頼すると廃棄証明がもらえます。
会社の資産を廃棄した場合は
廃棄損失という費用が発生しますので、その費用の証拠になります。

それでももし従業員に譲るというのであれば、
従業員に受取書などを書いてもらい
その資産が会社から無くなったことを証明した方がよいでしょう。

もちろん、まだ価値のあるパソコンをタダで譲ったら
それは従業員に対する現物給与として税金が課せられますのでご注意くださいませ。

愛パン家、パリに行く

2014年5月8日

ゴールデンウィークにパリに行ってきました。

東京からパリまで飛行機で12時間。
時差は7時間。

そのせいか時差ボケやらなんやらで食事があまり喉を通らず。。。
パリに行ったらパンを食べまくろうと思っていたのに、
フルーツやサラダばかり食べてました。
わたくしとしたことが、
わたくしとしたことが、、、

レストランで水は注文しないと出てこないのに、パンは黙っていても出てくるパリ。
まさにパンの都(みやこ)。
このままでは終われないのである。

というわけで、
前々から目を付けていた2店だけは行ってきました!

その1、Julien(ジュリアン)
ルーブル美術館の近くで、朝早くからやっています。
しかしながら8時ごろ行ったらお目当てのバゲットサンドはまだ並んでおらず。
代わりにピザとピスタチオ&チョコチップのデニッシュ。
ジュリアン ピザ
ジュリアン チョコチップ
ピザは温めてくれました。トマトがジューシー。
お店の人も感じが良い。観光客慣れしてるのかな?
ほぼジェスチャーで買った気がします。

その2、Poilane(ポワラーヌ)
パリを代表する老舗パン屋。
なんといってもどでかいカンパーニュが有名です。
ちょうどスライスされていたのがあったので3枚ほど買いました。
あとサブレも。
カンパーニュは酸味が効いています。
疲れた胃にはかえってちょうどよかったです。
ポワラーヌ 外観2
ポワラーヌ 外観

そしてポワラーヌから歩いて5分くらいのところにボン・マルシェ(デパート)があり、
ここでフランスバターを買い込みました。
一度食べると癖になると噂のbeillevaire(ベイユヴェール)のバターです。
バターナイフで切る時からクリーミー。
香りもまろやか。

バターはお土産にオススメです(涼しい季節は)。
現地で胃もたれしてても、
日本に帰ってからゆっくり味わえば大丈夫!